そうした状況下で、ナビットが全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「値上げ」についてアンケートを行っている。
それによると、まず値上げを感じるかとの問いに、「よくある」が77.5%、「ある」が19.9%と実に97.4%の人が感じていると回答。値上げにより、生活に影響があるかとの問いには、「よくある」が49.3%、「ある」が41.5%で、合わせて90.8%の人が生活に影響があると回答している。
値上げによって困っているものはとの問いには、電気料金が33.6%、生活用品が15.0%、「灯油・ガソリン」が10.3%と続いている。光熱費としては「ガス料金」もあるが、こちらは2%程度に留まっている。意外とガス料金はあまり値上げしていないようで、暖房や冷房でエアコンを活用している家庭だと、そちらのダメージのほうが大きいようだ。
値上げによって節約意識に変化はあるかとの問いには、「意識が高くなった」が74.1%という結果に。節約する手段としては、「安い商品を選ぶ」が32.8%、「無駄遣いをしない」が22.2%、「値上げ商品を極力買わない」が8.6%と続いている。安い商品を選ぶにしても、限界がありそうだが、同じ商品でも店舗によって価格が違うため、より安い店舗を探している人も多いのではないだろうか。
筆者も値上げによる出費は非常に痛く、いちばん響くのは、やはり光熱費だ。電気代の値上げに加え、灯油が高く暖房を電気ストーブなどに切り替えたため、昨年より使用量も増えているという2重パンチの状態。もちろん、そのぶん灯油代がかかっていないものの、どこかで節約しなければという思いに駆られている。節約すること事態は悪いことではないものの、そのための労力はかかるわけで、早く物価が下がることを切に願うばかりだ。
出典:ナビット「値上げについて大調査」より