翌日23日、ミン・ヒジン代表は韓国の日刊スポーツ(イルガンスポーツ)とのインタビューで、HYBEの主張とは異なり、自分は投資家とはまったく会ったことがないと主張した。最近、4人組アイドル「FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)」の独立騒動の件が先例としてあるため、自分はそんなバカな真似はしないとも言い切った。
だが同日にHYBEは、ADORの内部文書で会社独立に関する会議録の内容を公開した。それによれば、ミン・ヒジン代表は「(HYBEレーベルの)ILLITも、TOURSも、RIIZEもNewJeansをパクっている」と豪語していたとしている。また、日ごろから「BTSも私のアイディアをパクってここまできたグループだ」と発言しているという。
さらにHYBEは、ミン・ヒジン代表が巫女のような占い師にハマっており、会社の経営をその女性からアドバイスを受けて行っていると発表した。
韓国では、宗教に帰依している人が多いわりに、意外と占いに頼る人もたくさんいる。例えば、大学受験、昇進、引っ越し、結婚、そして会社経営に至るまで、人生の節々で「降神した巫女の占い師」のところへ行き、占ってもらうことも多い。
また、個人としては占いに頼ることが多いわりに、公的な身分の人がそのような占い師に頼ることに対しては徹底して毛嫌いするというダブルスタンダードも持っている。朴槿恵元大統領も、真偽は定かではないが「降神した巫女の占い師」の占いを信じているというレッテルを貼られてから国民からの信頼を失った。
つまり、巫女が経営に関与していると断定されるのはかなり不利なことなのだ。