フィギュアの6億7500万ドルという調達額は、競合他社が獲得した資金を大幅に上回るものだ。2015年に設立されたAgility Robotics(アジリティ・ロボティクス)は、これまで1億8000万ドルを調達している。そしてノルウェーのロボット企業1X(ワンエックス)は1億4000万ドル、テキサス州のApptronik(アプトロニック)は2900万ドルしか調達していない。Interact Analysisのシャルマは、フィギュアの26億ドルという評価額が「気の遠くなるような額だ」だと述べている。
しかし、たとえ莫大な資金を抱えていても、フィギュアの成功は保証されていない。人類は、何百年もの間、人間のようなロボットの開発を夢見てきた。12世紀のイスラムの発明家であるアル・ジャザリーは、湖上に浮かびながら自動で楽器を演奏する、水を動力とする演奏人形を開発した。21世紀のテクノロジーは、そこからずっと進化したものではあるが、それでもまだ十分ではないかもしれない。
(forbes.com 原文)