デジタルマーケティング事業を展開するPLAN-B(プランビー)は、全国の犬の飼い主200人を対象に「愛犬の好きなもの嫌いなもの」に関するアンケート調査を実施した。犬は年齢が2歳から10歳の小中型犬が多い。
好きな食べ物は、1位がビーフジャーキーなどの牛肉系おやつ。2位が、今何かと話題の「チュール」。絶大な人気を誇る。3位は鶏肉ジャーキーまたは鶏肉系のおやつ。以下、鶏肉、チーズ、「詳細不明の肉系おやつ」、さつまいもまたはさつまいも系おやつ、ビスケットやクッキーと続く。まあ、このあたりは犬を飼っていない人でも想像が付くだろう。犬は肉が大好きなのだ。
さて問題は嫌いなほう。犬を飼っている人には「あるある」の結果が出た。嫌いな食べ物第1位は「ドライフード」。犬のために、ペットフードの専門業者が研究に研究を重ねて提供しているドライフードは、じつは犬がいちばん嫌いな食べ物だった。考えてみれば、人間のディナーに牛乳をかけてないシリアルを出されるようなものだ。というか、犬は子どもと同じ。とにかく、ごはんが嫌いでおやつが好きなのだ。
さらに驚くべきことに、同率3位の薬を除いて(フードにこっそり混ぜておいても、犬は賢いので食べたふりをして人が見てないところで薬だけペッとやるのも犬あるある)、2位から6位までが野菜だったことだ。犬が野菜嫌いであることではなく、犬に野菜を食べさせようとしている飼い主の多いことが驚きだ。きゅうりなんて、犬が喜んで食べるとは思えない。
嫌いなものの少数意見では、わさび、ゴーヤ、キムチなど、もし食べさせようとして与えていたとしたら「いじめ」としか思えないものもある。イカやタコ、チョコレート、タマネギなどもあるが、これは犬が嫌いというより、中毒を起こす危険性があるので食べさせてはいけないもの。飼い主より犬のほうがよくわかってる。もちろん、これはたまたま犬が口にして慌てて吐き出した、みたいな体験から回答しているのだろう。そう信じたい。
犬が嫌いなものランキングからは、犬自身よりも、変なものを食べて騒ぐ犬を見て慌てる飼い主の姿が透けて見えるようで、なんとも微笑ましい。
プレスリリース