宇宙

2024.05.01 18:00

地球「第二の月」小惑星カモオアレワは月から生まれた

月の裏側にあるジョルダーノ・ブルーノ(Giordano Bruno)衝突クレーター。NASAの無人月探査機ルナー・リコネサンス・オービターが撮影(NASA/Goddard/Arizona State University)

中国のミッション

科学者らは間もなく、地球の「第2の月」についてより詳しく知ることができるだろう。2025年に、中国初の小惑星サンプルリターンミッションの天問2号(Tianwen-2)探査機が、カモオアレワに向けて打ち上げられる予定なのだ。これは、数十m級の大きさの小惑星を調査する初のミッションとなる。この種の小惑星は、最も多く見られるものの最も理解が進んでいない小天体だ。
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カモオアレワは数百万年にわたり、地球の近傍を周回すると予測されている。

月の「ダークサイド」

ジョルダーノ・ブルーノ・クレーターは月の裏にあるが、月の裏側は「ダークサイド(暗闇の側)」と誤って呼ばれることが多い。ポップカルチャーで使われている用語だが、ダークサイドに厳密な意味があるわけではない。月は地球に対して潮汐ロックの状態にあるため、地球からは月の表側しか見えない。

だが、月は地球を公転する間に、常に半分を太陽に照らされており、地球からの見え方が日夜変化しているにすぎない。これが月の満ち欠けであり、月の裏側が暗闇になるのは満月の時だけだ。

forbes.com 原文

翻訳=河原稔

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