それによると、フィッシング詐欺に利用されるブランドとして、2024年3月は三菱UFJ銀行が実数で前月の30倍、メルカリが同6倍の増加を見せているとのこと。いずれも、「お取引を制限します」といった内容で偽サイトへログインを促す手口のようだ。
また、直近ではTEPCOを語るフィッシング詐欺が急増しているとのことで、料金未納をうた、ログイン情報を詐取する手口。ほかにも「逮捕状が出ている」「口座が悪用されている」といった警視庁や検察庁など公官庁を装ったフィッシング詐欺も横行しており、そのレパートリーは広がりを見せている。
詐欺被害に合わないためには、まず無闇矢鱈にメールやSMSに届いたURLをクリックしないこと。スマホで受信するとURLが見えないこともあるが、その場合はURL部分をコピーしてメモ帳などに貼り付けると確認できる。
また、詐欺メッセージだとわかったら、受信拒否設定や迷惑メッセージとして報告するのも一つの手。犯人が同じアドレスを使う可能性は低いが、迷惑メッセージとして判断されて目に触れないようになる可能性もある。
そもそも、個人情報や暗証番号、クレジットカード番号などの情報をメッセージ経由で聞かれることはないので、そういうメッセージが届いたら詐欺だと思って構えたほうがいい。詐欺に引っかからないよう、細心の注意をはらってメッセージ内容をチェックしてほしい。
出典:BBソフトサービス「インターネット詐欺リポート」より