8. 失敗は学習の機会、と前向きにとらえる
富の構築に向けた道では、逆境や失敗に直面することもあるだろう。成功を収める人物が他の人と違うのは、失敗を学習の機会ととらえる能力を備えている点だ。何が悪かったのかを分析し、戦略を調整して、粘り強く続けよう。このレジリエンス(粘り強さ)こそ、障害の克服に不可欠な要素だ。9. 心身の健康を最優先する
富とは、単に「金銭的に豊かなこと」だけを意味するわけではない。真の富には、心身の健康も含まれる。これを手に入れるには、自身の肉体的・精神的健康についても気を配る必要がある。ストレスを管理し、適切に栄養を取り、定期的な運動を心がけよう。生産性が向上して、自分の目標に集中するのにも役立つ。
10. 人にお返しする
富を築いていくなかで、自分が属するコミュニティにどうお返しができるかを考えてみよう。フィランソロピー(慈善事業)は非常に得るものが大きく、さらに、自分と考えの似た人たちとの人脈作りにも役立つ。自分が大切に思う社会的テーマを支援することで、お金だけでは手にすることができない、目的意識や満足感が得られるだろう。ここまでの内容をまとめると、ゼロからいきなり豊かになるのは大変だが、正しいアプローチとマインドセットを持てば、それは十分に実現可能だ。その実現には、金融リテラシー、戦略的な計画立案、レジリエンス、そして積極的に学び、状況に適応する姿勢が不可欠だ。
この際、富の構築は長期戦だということを忘れないようにしよう。長い時間をかけて、一貫性のある賢い選択をし、失敗から学び、長期的な目標からブレないことが大事だ。
これらの原則を守り、自身の経済的な学習や成長に本気で取り組めば、ゼロからのスタートでも、経済的自立と富につながる道を構築することができるだろう。
(forbes.com 原文)