『Stellar Blade』は日本でも「検閲なし」 CERO判断に他社が反発

(c)SHIFT UP

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韓国ゲーム開発企業SHIFT UPの新作ソフト『Stellar Blade』は、論争を生むマーケティング戦略を常套手段として使っているようだ。今度は、同作をすべての国で「検閲されていない」状態で発売すると誇らしげに発表した。これには日本も含まれており、一部からは驚きの声が上がっている。

この場合の「検閲されていない」とは何を意味するのだろうか? 一部のプレイヤーは、主人公「Eve」の挑発的なコスチュームを想像しているだろう。そうしたコスチュームのうち、「スキンスーツ」などはすでに公開されているが、未公開のものもある。一方で、検閲には暴力・ゴア表現も関係している。デモでは切断された手足の断面などが映されたが、それでも日本での検閲の必要はないようだ。
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これを受け、過去の『Dead Space』の例を引き合いにした反発の声が上がっている。エレクトロニック・アーツ(EA)日本支社の野口ショーン社長は、『Stellar Blade』が日本の検閲機関であるコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)によるレーティングを受けなかったことについて、X(旧ツイッター)に以下の投稿を行い、同作の暴力と『Dead Space』の暴力の違いは何なのかと疑問を呈した。

「【どういうことですかCEROさん】Stellar Bladeのデモ ごりごりのアクションですごく楽しかったのですが… CEROさん、うちのデッドスペースは部位破損の断面や内蔵(原文ママ)出てるからNGと言ってたのにこちらにはもろ断面も中も見えてさらにCERO Dで通ってるのは流石に納得いかないです…」

ただ、問題は暴力の「量」だったのかもしれない。『Stellar Blade』と比べて、『Dead Space』のゴア表現はかなり広範囲かつ過激に思える。しかし、CEROによる具体的な説明はなく、レーティングが曖昧であるという苦情は以前にもあった。
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一方、米国では現時点ではゲーム内の暴力表現は全く検閲されておらず、セクシーなコスチュームについても、ポルノの域に達しない限り問題視されない。『Stellar Blade』がAO(18禁)のレーティングを受ければ大打撃を受けるが、その兆候は一切ない。

『Stellar Blade』は「検閲なし」となるもようだが、マーケティングでにおわせているほど過激なものにはならないだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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