この記事では、CRが挙げている2024年版「購入を避けるべき5つの自動車ブランド」と、それら各ブランドに対する筆者の見解を紹介する。
リビアン:55点
リビアンは確かに、2009年の設立当時は、電気自動車(EV)の世界に革新的な新風を巻き起こすと歓迎された。しかし、同社のいくつかのクルマは、特にフロントから見ると、筆者には進歩してないコンセプトカーのように見える。リビアンは現在、電動ピックアップの「R1T」とそのSUV版「R1S」という2つのモデルしか販売していない。CRの報告によると、両モデルとも性能は優れているが信頼性が低いという。ゆえにワースト5位、つまり(34ブランド中)下から5番目の自動車ブランドとして位置づけられた。
手厳しい評価だが、リビアンという会社自体も憂き目にあっている。同社の株価は今年に入って急落し、この4月には史上最安値を更新した。
GMC:53点
CRによると、GMCは単独車種でも良い評価を得たモデルを1台も持たないが、同社の「シエラ1500」は特にオーナーを悩ませているという。シエラ1500は、もちろん、たくましくて威圧的で華やかなクルマだ。筆者が試乗した2023年モデルは、亜鉛メッキが施されたグリルと2つの力強い牽引フックをフロントに備え、パワーランニングボード(電動サイドステップ)や、必要になればサイでも動かせそうなスチール製バンパーを装備。ウインチやスキッドプレート、極太のタイヤも装着されていた。
しかし、調査対象者の報告によると、このピックアップトラックは、きしみ音や何かが弾けるような音、ガタガタという音など、騒音がうるさすぎるという。信頼性にも問題がある。