Horizon OS搭載デバイスの多様性でアップルを迎え撃つ
Meta Questシリーズの今後の展望を聞いた。ラブキン氏は「現時点で話せることはない」としながらも、メタが今も手を休めることなく様々な価格帯・スタイルのプロトタイプを開発していると答えた。好評のMeta Quest 3は最低価格7万4800円で購入できる。本製品を「ミドル価格のオールラウンダー」として位置付けながら、Horizon OSによる開発を発表したパートナーの多種多様なデバイス群と連携して、ハードウェアの方でもまた「ユーザーがしたいことを実現できる環境」を整えたいとラブキン氏は意気込む。Horizon OS陣営の「多様性」を武器にアップルのApple Vision Proを迎え撃つ。
日本未発売のプロダクトだが、メタはアイウェアブランドのRay-Ban(レイバン)と一緒にサングラスタイプのスマートグラス「Ray-Ban Meta」を昨年秋に発売した。米国では好評を得ているそうだ。
本機には映像を表示するディスプレイがない。特徴は一般的なサングラスと変わらないほど、心地よく装着できること。スマートデバイスとしての機能も動画・静止画を撮影したり、内蔵スピーカーで音楽を聴いたり、音声アシスタントに話しかけてハンズフリー操作で道案内などに使えたりと充実している。本機のヒットが追い風になったことで、ラブキン氏は「生成AIを活用して、ヘッドセットやスマートグラスの進化をさらに加速できる手応え」を感じているという。メタによる意表を突くようなデバイスの発表を期待したい。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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