優勝へのラストワンピースになれるか 新加入のポルジンギス
今シーズンのセルティックスがここまで磐石になったのは新加入のクリスタプス・ポルジンギスの存在が非常に大きいです。ディフェンス面でのインパクトはもちろん、オフェンス面でもセンターながら高確率にスリーポイントを決めていけるため、スペーシングを有効活用できることが大きな魅力です。また今季はこれまで以上にインサイドでも攻撃を仕掛けており、大きな戦力になっています。1試合の平均得点はテイタム、ブラウンに次ぐ3番手で、彼がプレーオフでもシーズン中のような結果を出せるかが肝となります。
セルティックスはここ数年優勝まであと一歩足りなかったチームだけに、今季こそ念願の優勝リングを獲得できるのか、個人的に1番注目しています。
連覇を狙う西の大本命 デンバーナゲッツ
西地区の大本命は、やはりナゲッツです。昨年優勝シーズンでは53勝でしたが、今シーズンの勝利数は昨シーズンを上回る57勝を記録しました。西カンファレンスでは2位からのプレーオフ参戦になったものの、去年以上に主力メンバーが健康であり、これまでローテーションに定着しなかった若手も成長をみせたシーズンだったと思います。
大エースのヨキッチ&マレーの存在感
2年連続MVPに輝いたニコラ・ヨキッチは今シーズンも平均26.4得点 12.4リバウンド 9アシストを記録し、センターながら平均アシスト数はリーグ3位とオールラウンドの働きをしています。ナゲッツの攻撃の真骨頂はヨキッチがボールを持つと、周りがそれに連動しゴールに向かって飛び込んで行くことでヨキッチから的確なパスを受け、ノーマークシュートまで持っていくことです。そしてヨキッチとともにチームを支えるのが、ポイントガードのジャマール・マレーです。マレーは今シーズン平均21.2得点 6.5アシスト 3Pt 42.5%を記録。得点はキャリアハイタイになり、アシストやスリーポイントの確率はキャリアハイとなる素晴らしいシーズンを過ごしました。