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2024.04.18

サムスンのGalaxy AI、2022年発売のS22シリーズなどでも利用可能に

Getty Images

サムスンは先に、当初はGalaxy S24のみで使えた人工知能(AI)機能を、2023年のフラグシップモデルGalaxy S23でも利用可能にしたが、同社はさらに多くの端末にAI機能を追加することを明らかにした。

サムスンは4月15日のプレスリリースで、Galaxy S22シリーズを含む2022年に発売された端末に、Galaxy AIの人気機能を追加することを発表した。このアップデートは同社のOSのOne UI 6.1経由で提供され、5月上旬に展開が始まる予定だ。

リアルタイム翻訳や「かこって検索」、ノートアシスト、生成的画像編集などのサムスンのAI機能のほぼすべてが同社の旧端末でも利用可能になる。

さらに、チャットアシストや電話通訳、AI生成の壁紙など、One UI 6.1の他のAIツールも搭載される予定だ。唯一含まれていない機能はAIを用いたインスタントスローモーション機能だが、これはハードウェアの制約のためだと考えられる。

対象となる2022年製端末のリストには、Galaxy S22、S22 Plus、S22 Ultra、Galaxy Z Fold 4、Galaxy Z Flip 4とGalaxy Tab S8の全モデルが含まれている。前回の発表では、サムスンの2023年版スマホのほとんどに、これらと同じ機能が搭載された。

またサムスンは、さらに古い機種へのAIツールの展開を行おうとしている模様だ。ニュースサイトAndroid Centralが報じたサムスンの従業員によるコミュニティフォーラムへの投稿によると、2つのAI機能(かこって検索とチャットアシスト)がGalaxy S21、Flip 3、Fold 3に搭載されるという。サムスンのプレスリリースには、これらの2021年の端末の記載はないが、5月上旬に展開されることになっているという。

サムスンは以前から、できるだけ多くのGalaxy端末にAI機能を搭載したいと述べてきた。同社のモバイル部門責任者のTM Roh(ティー・エムロー)は先月、どの古いタブレットや端末で最新のAI技術が実行できるかを積極的に検討していると述べていた。

サムスンは、AI技術を上位機種に限定したいのかもしれないが、それと同時に、できるだけ多くの人にモバイルAI体験を届けたいと考えている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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