サンフランシスコやシカゴ、フィラデルフィアを含む各都市での抗議行動は、15日のTax Day(タックス・デイ)の抗議行動のために結成されたグループ、A-15 Actionが呼びかけたものだ。
カリフォルニア州のハイウェイパトロールは、現地時間の朝にゴールデンゲート・ブリッジの両方向が通行止めになったことを確認し、ドライバーに「再開の目処は立っていない」と警告した。
シカゴのデモ隊は、オヘア国際空港入り口のI-190を通行止めにした。
シカゴの抗議グループChicago Dissenters(シカゴ・ディセンターズ)は、フォーブスに宛てた声明で、この抗議行動が主要な物流ハブを混乱させ、封鎖するためのものだと主張した。彼らは特にシカゴに本社を置き、イスラエル国防軍(IDF)が使用する武器や軍用車両を製造しているボーイングに抗議していると述べている。
オヘア空港の利用者の中には、フライトに間に合わせるため、車を降りて高速道路からターミナルまで歩いた者もいたという。「旅行者は車からターミナルまで歩くことを余儀なくされたが、多くの人がデモ隊への支持を表明していた」と、シカゴ・ディセンターズの広報担当者は語った。
イスラエルがガザで続けているハマスとの戦争は、バイデン政権の政策とイスラエルへの継続的な支援に反対する多くの抗議行動を全米で引き起こしている。開戦から約1カ月後のワシントンDCでは、即時停戦を求める数千人のデモ隊が街頭に繰り出した。
2023年10月には、Jewish Voice for Peace(平和のためのユダヤ人の声)とIfNotNow(イフ・ノット・ナウ)と呼ばれるユダヤ系団体が主催した抗議デモで、300人以上が逮捕された。他の反対派はバイデン政権を直接標的にし、全米のさまざまな民主党の大統領予備選で抗議票を組織している。
アラブ系アメリカ人の人口が最も多いミシガン州で2月に実施された民主党の予備選では、バイデン政権に抗議する10万票を超える「支持者なし」票が投じられた。
(forbes.com 原文)