コーセーは、日やけと疲労の関係を明らかにする実験を行った。健康な男女20人に半そで半ズボンの日やけをしやすい服装で、晴れた日に屋外でエアロバイクを120分間漕いでもらった。目からの紫外線の影響を排除するためにサングラスを着用。また、同じ運動を屋内でも実施して疲労度を比較した。
疲労度の測定は、日本疲労学会「抗疲労臨床評価ガイドライン」にも示されている疲労度の指標、血中の酸化ストレス値d-ROMと、抗酸化力(回復力)を表すBAPを使用し、運動中、運動直後、終了から180分後までの変化を測定。統計解析を行った。すると、どちらの値も屋外での運動時には多くなり、肌に紫外線を受けた場合に疲労が増すことが確認された。
次に、日やけ止め「雪肌精」を肌の露出部分に塗って屋外で運動したところ、日やけ止めを塗ったときは、明らかに疲労の増え方が小さく、回復も早かった。とくに運動30分後には、ほぼ回復していた。
この結果は「日やけ止めの新しい価値研究の糸口となる」とコーセーは話している。
プレスリリース