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2024.04.20 12:00

ついやってしまう「衝動買い」を防ぐ6つのルール

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日用品の値上げが続き、多くの人が家計のやりくりに苦労している。そのせいで毎日のように目にするクーポンやキャンペーンの情報を無視するのも難しくなっていることだろう。
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しかし、厳しい財布事情にもかかわらず、つい衝動買いをしたり、毎月の予算をうっかりオーバーしたり、不要なものにお金をつぎ込んだりしてしまう人も多い。

実は、物価が上昇する現在の経済情勢が、衝動買いを「たまの贅沢」ではなく「せざるを得ない行動」にしている側面もある。衣料品や靴から、食料品に電化製品まで、手頃な値段の商品を見つけると、少しでも節約するため、もしくは近い将来また値上がりするかもしれないという理由で、購入しなければならないと感じてしまうからだ。

衝動買いを防ぐには、気が向いたときに喫茶店に行くのをやめたり、アウトレットモールを散策しているときにキャンペーン情報を無視したりするだけでは十分ではない。こうした対策は表面的なものにすぎない。衝動買いは性格特性の一つであり、心理的な行動と関連していることさえあるのだ。
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衝動買いを克服するコツはなにか。それは自分をだますことだ。簡単そうに聞こえるだろうか? しかし、衝動買いをうまく抑制しながら家計を健全化するために、まず理解しておきたいことがいくつかある。

衝動買いをさせるのは誰か

あまり考えることなく気まぐれに何かを買ってしまうのは、消費者にもっとお金を使わせようとする企業の仕業ではない。

衝動買いは買い物中に遭遇する感覚的な体験によって引き起こされるという研究結果がある。店の雰囲気、商品のデザインやレイアウト、流れている音楽まで、店内での体験は五感のいずれかを刺激することが多く、それが間接的に購買意欲をそそるというのだ。

しかし、一方で「衝動買いは、認知制御力の低さを特徴とする反応的行動から生じる突然の強い感情的欲求があるときに起こる 」との研究論文もある。

説明するまでもなく、つい買ってしまうという傾向は、即座に得られる満足感を反映しており、それが私たちの神経のセンサーとリンクして購入したものに対する充足感や幸福感を抱かせる。しかし、この感覚は一時的なもので、数時間後には薄れてしまい、自分の決断に後悔の念が残ることが多い。

専門家は、衝動買いという行動には性格特性がおおいに関わると考えている。自尊心が低く、不安や否定的な気分、抑うつが強い人は、しばしば何らかの強迫性障害を発症する傾向があることが研究で明らかになっている

過去に経験したネガティブな体験が強迫行為の引き金となり、衝動買いが慢性的で病的なものになっている可能性があるのだ。
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翻訳=江津拓哉

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