マネー

2024.04.20 12:00

ついやってしまう「衝動買い」を防ぐ6つのルール

荻原藤緒
より意識的に決断をするよう努めることで、買おうとしている物は本当に必要なものか、などと検討をするクセをつけることができる。

4. 期待をコントロールする

パソコンでも通勤服でも、新しい買い物にワクワクする理由はたくさんある。しかし、期待を膨らませていたのに、届いた日や初めて着てみた日にがっかりすることもある。

返品しなければならなかったり、あまり使わないままお蔵入りになってしまったりすると、後悔の念に駆られることになる。

このような事態を避ける簡単な方法は、商品レビューを読むなどして期待値を管理することだ。コミュニティーフォーラムで話を聞いたり、YouTubeで動画を見たりしてもいい。事前に情報を得ることで、後悔するような買い物をせずに済むだけでなく、期待値もうまく管理できるようになる。

5. 最低限の支出ルールを持つ

ルールに縛られた生活はあまり楽しいものではないが、支出習慣を軌道に乗せ、衝動買いを避けるためには必要なルールもある。

自分自身や家庭のルールを決めることで、より効果的なお金の使い方を学び、より戦略的な計画を立てられるようになる。たとえば、貯蓄金額の目標を持つ、貯蓄用の口座を設けるなどだ。

住宅の頭金や海外旅行の費用などの大きな出費には、可処分所得を充てる習慣をつけよう。

これらのルールは、自分が納得し、毎月の予算に沿ったものであれば何でも構わない。肝心なのは、自分のニーズと全体的な経済的目標に合ったルールにすることだ。

6. 他の人に相談する

新しい靴を買うべきか、今すぐ新しいiPhoneを買うべきか、それともそのお金を節約してもっと重要なことに回すべきか、判断に迷っていないだろうか?

購入の決断について第三者とオープンに話し合うと、別の角度から光を当てて新しい視点を持つことができる。具体的な購入について考えたり、他の人と話したりする時間を持つことで、衝動買いにつながる雑音を最小限に抑え、決断によって得られる結果の検討に集中できるようになる。

最後に

衝動買いは私たちが思っている以上に、日常的に経験する外的刺激に関係している。またそれ以上に、私たちの個人的・心理的行動と密接に関係していることも述べた。

この刺激がどこから来るのか、衝動的な気持ちを克服するためにどんな対策が取れるのかを理解すれば、より効果的に家計を管理し、出費を抑え、給料日のたびに資産を増やす取り組みを少しずつ始めることができる。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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