4月24日水曜日から26日金曜日までの3日間、東京ビッグサイトにて日本の宇宙産業が集結する展示会SPEXA(Space Business Expo:スペクサ)が開催される。77社の企業が出展を予定しており、カンファレンスも多数開かれる。ここで、有人宇宙船を含めた宇宙往還システムの開発を進めるスタートアップ、将来宇宙輸送システムが、ロケットの打ち上げや着陸のほかに、ショッピングモール、ライブ会場、エネルギー施設などを備えた、多くの人が集まる宇宙港の建設を目指すワーキンググループを発足し、参加企業の募集を行う。
ワーキンググループは、将来宇宙システムが提唱する次世代型宇宙港「NSP」について方向性を定め、概略の実現性評価を行うというもの。2024年7月から活動を始め、2024年10月にロードマップを作成、2025年2月にロードマップに基づく事業計画の作成、2025年8月にはNSPのラフデザイン、模型、動画などを発表し、2025年10月に「まとめ」を行う予定だ。実際にNSP建設プロジェクトが開始されたときに利用できる成果物を作ることが目的だ。
将来宇宙輸送システムは、2032年から2040年の間に単段式宇宙往還機による宇宙旅行の事業化を目指している。宇宙産業を発展させるには、ロケットや宇宙船の開発だけでなく、その発着や、肝心な人や荷物の宇宙輸送業を支える宇宙港の整備も同時に進める必要がある。こうした計画が現実のものとして目の前に示される時代になったということだ。
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