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2024.04.16

モバイル版Googleフォト、新機能でストレージの利用容量を劇的に節約可能に

Getty Images

まもなくモバイル版のGoogleフォトユーザーは、これまでブラウザ経由でのみ利用できた機能を利用して、ストレージの利用容量を劇的に減らせるようになる。

頻繁にリーク情報を提供しているAssembleDebugによると、現在、まだ有効になっていないその新機能を利用すれば、「元の画質」の写真をグーグルの「保存容量の節約画質」(旧称「高画質」)に変換することで、Google Oneのストレージを大幅に空けることができるという。この方法を使ってストレージ利用容量を減らすことで、高額なGoogle Oneストレージプランへのアップグレード料金を払わずすむかもしれない。
新機能は、新しいメニューセクション「ストレージを管理」の「容量を解放」を利用できるようになる。機能を有効にすると、新たに「Convert photos to Storage saver(写真を節約画質に変換)」というオプションが現れる。

この機能はウェブウラウザ版のGoogleフォトではしばらく前から提供されているが、Androidアプリに登場するのはこれが初めてであり、iOS版でも提供される可能性が高い。

この手の発見ではいつものことだが、グーグルが本機能をエンドユーザーに公開するという保証はない。とはいえ、すでにデスクトップのブラウザ経由で提供されていることを踏まえると、公開される可能性はきわめて高い。

「保存容量の節約画質」とは何か?

「保存容量の節約画質」モードは以前「高画質」モードと呼ばれていたもので、写真の画素数を最大16メガピクセルに制限し、画像圧縮を行って容量を節約する。動画に対してもさらに圧縮を行い解像度を1080pに制限する。

グーグルによると、節約画質で保存された写真は最大24×16インチまで高画質で印刷することが可能で、1080pで保存された動画と元の動画の見た目の違いはほとんど生じないが、字幕など一部の情報が失われる可能性はあるいう。

バックアップ設定の元の画質と保存容量の節約画質とはいつでも切り替えられ、影響を受けるのは変更後にバックアップされる画像や動画だけとなる。新たな「Recover storage」(ストレージの空き容量を増やす)オプションを使えば、貴重なストレージの空き容量を増やすことができるが、元の画質の写真は削除され取り戻すことはできない。

高画質の写真や1080pより解像度の高い動画を保存しておきたい人は、まずバックアップするのを忘れずに。ストレージの空き容量を増やす操作をする前に、Googleデータエクスポートを使えば、すべての画像と動画を簡単にダウンロードすることができる。また、大切な画像を個別にダウンロードすることも可能だ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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