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2024.04.13 09:00

米ケーブルTV業界を駆逐するYouTube TV、有料会員が800万人突破

現状のvMVPDの総加入者数は約1820万人で、YouTube TVはこの市場の40%以上を占めるリーダーだ。2位のディズニーのHulu + Live TVの加入者数は460万入、3位のディッシュ傘下のSling TVの加入者数は210万入とされている。

YouTube TV の成長の背景には、NFLなどのスポーツ中継の独占配信権の獲得が挙げられる。グーグルは、NFLのサンデーチケットのために年間20億ドル(約3000億円)以上の費用をディレクTVに支払い、全米の試合の独占ストリーミング権を獲得したと報じられている。昨年10月のデータによると、サンデーチケットの加入者数は130万人で、ディレクTVが配信していた時代の加入者数の120万人から増加した。

YouTube TVの月額料金は、2017年の開始当初に35ドルだったが、その後は2倍以上の73ドルに引き上げられた。Hulu + Live TVは現在、広告付きを月額77ドル、広告なしを月額90ドルで提供している。スポーツ中継に特化したfuboの価格は月額75ドルだ。

グーグルはYouTube TVに関する財務情報を一切公表していないが、モフェットナサンソンは、昨年の売上高が約60億ドル(約9100億円)だったと推定している。

YouTube TVが2026年末までに最大の有料TVサービスになると予測するモフェットナサンソンはまた、このサービスが今年、黒字化を達成するとも予測している。2023年にYouTube TVは3億ドルの損失を出したが、今年は2億ドルの営業利益が見込まれている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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