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2024.04.14 13:00

グーグル、iOS 18登場前に「メッセージ」に関する新たな警告

すでにグーグルは、メッセージのユーザーが未知の送信者から送られたリンクをクリックすると、スミッシング(SMSを悪用したフィッシング)攻撃の波を食い止めるために、警告を発している。しかし現在はさらに進んで、リンクを開く前にユーザーに実際にクリックしてリスクを受け入れなければならないようだ。

通信・サイバーセキュリティソフトウェア会社のENEA は今年2月、「全世界のメッセージ・トラフィックの4.8%は詐欺であり【略】今やメッセージング・エコシステムにおける詐欺の蔓延は著しく、2023年に送られた詐欺メッセージは198億~357億件に上り、詐欺メッセージのためにブランドは総額116億ドル(1兆7600億円)の損失を被った」と報告した

消費者の反発を避けようとするRCS市場にとって辛い真実がある。いらだったユーザーがRCSのスイッチをオフにするのは、企業が最も望まないことだ。20億ドルの報酬がある市場であり、「RCSメッセージはEメールより35倍多く読まれ、RCSを使っているブランドのエンゲージメントは74%高いという調査結果が示すように、顧客と効率よく関わりあう能力を求めてRCSを導入する企業が増えている」ためだ。

金の卵を産むニワトリを早死にさせたい者などいない。またこれはAndroidユーザーのためのすばらしいモーニングコールであり、誰もが歓迎すべきことだ。もちろん、数十億件の望まれないメッセージを量産しているスパム工場は別だが。

「この確認のステップはRCSスパムをコントロールすることが目的であり、アップルがRCSのサポートをiPhoneへと拡大する前に行うことが重要だ」とニュースレターのAndroid Policeはいう。これはグーグルがAndroidをよりアップル風にするためにRCS分野で行った初めての措置ではなく、一部のルート化(改変)されたデバイスによるRCSの利用を禁止した決定も同様の目的だった。

もしアップルとグーグルが本気で協力して、たとえばWhatsAppを真のクロスプラットフォームのメッセージングソリューションにしたいのなら、スパムを排除するための防御がさらに何重にも必要になる。アップルはプライバシーとセキュリティにイノベーションを適用することに関して優れた実績があり、今こそそれが大いに必要とされている時だ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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