このアルバムは、カントリー・ミュージックに新たな光を当てた点を高く評価されているが、元ファーストレディからも拍手を送られている。
元大統領夫人のミシェル・オバマはインスタグラムの投稿で、ビヨンセの新しいアルバムに賛辞を送り、アルバムのカバー画像に添えたキャプションの冒頭で、「@ビヨンセ、あなたは記録を塗り替え、歴史を作る人です」と述べた。「あなたはこのアルバムで音楽のジャンルを再定義し、私たちのカルチャーを変えたゲームチェンジャーです。あなたをとても誇りに思います!」
オバマ夫人はまた、このアルバムに関連して、よりシリアスなトピックについても語った。「このアルバムは、私たちが経験してきた様々な困難の中でも、私たちはまだ踊ることができ、歌い、ありのままの自分で居られるのだということを思い出させてくれる」と元大統領夫人は述べている。「このアルバムは、私たち全員に力があることを思い出させてくれる」
作家でもあるオバマ夫人は、今年の大統領選挙についてもコメントした。「私たちは手を取り合い、信じるもののために立ち上がることができる。それを今年の選挙でやらなければならない」。彼女はまた、「ビヨンセが『Ya Ya』の最後で歌うように、私たちは信念を貫かねばなりません」と述べて投票を呼びかけた。
ビヨンセとオバマ夫人は以前から交流を重ねていた。ビヨンセはオバマ元大統領の就任式でパフォーマンスを行い、1960年代の黒人女性シンガーのエタ・ジェイムズの名曲『At Last』を歌ったが、これはもちろん、オバマ元大統領が米国史上初の黒人大統領であることにちなんだものだ。また、ビヨンセはチャリティ音楽フェスのグローバル・シチズン・ミュージック・フェスティバルにもオバマ夫人とともに出演している。
『カウボーイ・カーター』は、発売の直後から傑作として認知されている。このアルバムは、まもなく発表されるビルボード200の最新ランキングで1位を獲得する見通しだ。また、このアルバムに収録されている他の多くの曲もシングルチャートのHot100にランクインし、ビヨンセのキャリア通算記録を大きく伸ばすことになるはずだ。
(forbes.com 原文)