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2024.04.07 11:00

AIがGmailのプライベートなメールもすべて読むようになる可能性

Ascannio / Shutterstock.com

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モバイルがAI時代におけるプライバシーの戦場となる中で、グーグル、サムスン、アップルがユーザーの注目を集めているが、そのリスクがいきなり明らかになってきた。

Gemini(ジェミニ)は当初、Workspace Labsへの「コパイロット」のようなアドオンとして、そして後にWorkspaceの有料サービスであるGoogle Oneに追加されたが、今やAndroid版Gmailにも導入されようとしており、膨大な数のユーザーに広まろうとしている。そして、これはモバイルユーザーを対象としているため、動作方式が異なり、かなり異なるリスクをともなう。

今回、Gmailの開発ベータ版を解析したAssembleDebugが、以下のような報告を行っている。「Androidのメールアプリ上でグーグルがGeminiによる返信提案機能を準備しているのを発見した【略】グーグルがGeminiの機能に注力し、より多くの機能に組み込もうとしているのは良いことだ。この機能がバックエンドで動作し始めているので、問題がなければ数週間以内にユーザーに提供されると考えられる」

デスクトップ版のベータテスターや有料会員は、Geminiが「メールスレッドの要約、メールスレッドへの返信提案、過去のメールやGoogleドライブ上のファイルからの情報検索」を行うことに魅力を感じている。デスクトップ上での主な目的は、情報のフィルタリングとメール作成の支援だ。

これに対して、AndroidアプリではGeminiの使われ方が異なる。各メールに対して、洗練度の異なる3つの返信提案が表示され、ユーザーはそれらを選択してタップして送信できる。このように、生成AIの魅力は続々と広がっている。

PiunikaWebが共有したAndroidのスクリーンショットでは、ここ数年慣れ親しんできた非常にシンプルな自動返信よりも、Geminiの提案の簡便さと改善点が示されている。Geminiはあなたのメールを読み取っているのだ、たとえあなたがまだ読んでいなくとも。

デスクトップのGoogle WorkspaceやマイクロソフトオフィスのAI機能には、プライバシーとセキュリティの問題がある。プロンプトやユーザーデータがクラウドに送信されること、潜在的な保存や人間によるレビュー、トレーニングデータとしての利用、データ漏洩のリスクなどだ。
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翻訳=酒匂寛

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