米ブルームバーグ通信とAP通信の報道によると、食料品店担当上級副社長のトニー・ホギットが店舗の再設計に当たっている。ホギットは2022年にアマゾンに入社し、店舗の刷新を約束していた。広報担当者によると、顧客はレジ精算の煩わしさがないことを喜ぶ一方で、レシートがほしいという意見や、精算しながら節約できているかどうかを確かめたいという声もあったという。
アマゾンは全米でフレッシュを数十店展開しており、その大半はカリフォルニア州、イリノイ州、バージニア州、ワシントン州にある。また、レジなしのコンビニエンスストア「Amazon Go(アマゾンゴー)」も運営しており、2017年にはスーパー「ホールフーズ」を1350億ドル(約20兆円)で買収して傘下に収めた。ホールフーズは現在、米カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州を中心に、米国とカナダに516店舗を展開する。
新しく導入する「スマート」な買い物カートでは、来店客がレジの列をスキップできるだけでなく、支出額をリアルタイムで確認できるようにする。客は明細を電子メールで受け取る仕組みだという。
Amazon Goのレジなし店舗では、引き続きジャスト・ウォークアウト技術が使用されている。
(forbes.com 原文)