また客室数の多いホテルなどは、数室はキャンセルが必ず出るだろうと見越してオーバーブッキングを怖がらず、予備部屋を残さないで予約を取り切っていく方針の所もあります。
それからネット予約とフロント直接予約では料金が若干違う場合があります。直接予約のほうが手間が掛かる分、割高であることが多いので承知しておいて下さい。
勘の良い方はもうお気付きと思いますが、各予約サイトは同じ空室情報を反映表示しているわけですから、あるサイトが満室でも他のサイトには空きがあるのではないだろうか?と考えるのは意味がありません。
ホテルの自前・自社の公式ホームページをこそ見よ
稀に例外で、満室確実になると手数料の高いサイトから順番に細かく予約受付をストップ(手仕舞い)していくホテルもあるので、あるサイトは予約受付終了(満室)でも、他のサイトはまだ残室があるという状況が発生することはあります。
しかし通常、もし見るとしたらホテルの自前・自社の公式ホームページです。なぜなら、空室があとわずかで確実に満室になるだろう予測が出来る場合は、いっぺんに他のサイトを先に手仕舞いしてホームページからのみ受け付けるように設定してしまうことも可能で、普通はそうすることが多いと思います。
そのようにすることでホテルは、ネット予約サイトで予約が成立した場合の高い手数料を払わなくて済むからです。
泊まりたい地域にどんなホテルがあるか、どうやって調べる?
公式ホームページを見てみようにも、電話しようにも、そもそも自分が希望している地域にどんな名前のホテルがあるかが分からないよ……。どうしたら?
その場合はGoogle Map(グーグルマップ)が便利です。
インターネットで「グーグルマップ」と検索するか、スマホでアプリが入っていればタップして、自分が宿泊したい地域の拡大地図を表示します。
そして左上の検索窓でビジネスホテル・旅館・民宿など、希望する宿の形式を入力します。
すると、その地図上に宿がある場所がマークとして表示されます(空室がなくても存在する宿が全て表示されます)。
さらにマークをクリックまたはタップすると、その宿の詳細情報が出てきます。そこに「ウェブサイト」という項目があれば、その宿がホームページを持っているということです。空室を探してみましょう。
電話のマークも出ていれば、スマホの場合はそこをタップすると直接電話が掛けられます(なくても番号は表示されているでしょう)。
ここでの注意・アドバイスです。先に詳細情報をじっくり読みふけらないようにしましょう。まず空室があるかを確認です。そもそも検索サイトで残室がなかったからこの作業をしているわけです。空きがある可能性はやはり高くはありません。
シングルで探しているならダブルやツインも
ここで、裏ワザ・テクニックでもありませんが、意外と気付いていない人もいるかもしれないので、予約サイト検索のコツをひとつ書いておきたいと思います。
「該当なし」や、数件のホテルが表示されるものの高料金の高級ホテルしか出ず、実質どこも空いていないという場合です。
もしあなたがシングル、つまり一人で宿泊しようとしている場合、検索の絞り込みで「シングル」のみにチェックを入れていないでしょうか?
もしかしたら「シングル」の部屋はいっぱいでも「ダブル」「ツイン」の部屋は空いているかもしれません。