EverBankのチーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)であるミーガン・ジョンソンは、それぞれ個人のニーズに合った、銀行が提供するサービスを取捨選択することの重要性を強調する。銀行を選ぶとき、あるいは銀行を変えるとき、多くの人が圧倒されてしまうことだろう。彼女は、手数料が低いか、またはリスクは同じでもより高利回りの選択肢を探すべきだと話す。ネット系銀行は、しばしば従来の金融機関よりもその点では有利だという。
FacetのCOOであるシュルティ・ジョシは、早い段階から金融の専門家によるアドバイスを受けることの重要性を強調する。「できるだけ早く専門家のアドバイスを受けましょう。また、それがCFP(認定ファイナンシャルプランナー)によるものであるかどうかも確認してください」と彼は話す。間違っていたり、理解不足の知識に基づいたDIY的なアプローチをやめ、専門家から包括的なアドバイスを受けるべきだという。
Goalsetterの創業者兼CEOであるターニャ・ヴァン・コートは、資産管理のうえで個人が直面するよくある間違いについて話す。「富を築くのは裕福な人だけのものだと思い込むこと、また、負債や経済的な失敗と直面することを過度に恐れること」とがそうした間違いの例だという。ヴァン・コートは、まずは現状から第一歩を踏み出し、明確な目標を設定し、経済的な自由を獲得するために適切なアドバイスを受けることの重要性を強調する。
個人の資産管理は複雑なように見えるが、こうした専門家による知恵は、従うべき優れたロードマップを提供してくれる。早期から貯蓄することの重要性から、戦略的な支出管理、適切な銀行選び、専門家によるアドバイスの重要性、誤った思い込みの克服に至るまで、彼らの話しを聞けば聞くほど、経済的目標を達成し、経済的に豊かになるためには、自分自身が積極的に行動する必要があるのだと感じた。
(forbes.com原文)