スウィフトをビリオネアの地位に押し上げたのは、史上初の興行収入が10億ドル超えのコンサートツアーとなった彼女のTHE ERAS TOURによるところが大きい。
コンサート業界向けメディアPollstarによると、本ツアーの推定興収は最初の60公演だけで10億4000万ドルを記録したが、このツアーは2024年を通じて欧州と北米で予定されている。
スウィフトは10月に、ジェイ・Zやリアーナ、ジミー・バフェットらに続いて4人目のビリオネアのミュージシャンとなったが、副業に頼らず歌とパフォーマンスだけでこの地位を手にしたのは彼女が初めてだ。
フォーブスは10月、彼女の資産を推定11億2500万ドルとしたが、そのうちの約5億ドルが音楽印税とツアーからの収入と試算していた。また、5億ドルが音楽カタログ(その多くは彼女が再レコーディングしてリリースしたもの)の価値の増加によるもの、1億2500万ドルが不動産によるものと試算していた。
フォーブスは、米国東部時間4月2日午後の時点でスウィフトの資産を約11億ドルと推定している。
今年のフォーブスの世界長者番付には、スウィフトを含む14人のセレブが名を連ねている。映画『スター・ウォーズ』の監督として知られるジョージ・ルーカスは、このリストで最も裕福なセレブとなっているが、彼の資産は主に2012年に制作会社ルーカスフィルムをディズニーに売却したことで増加した。ミュージシャンとして今年のランキングに入ったのは、スウィフト以外ではジェイ・Zとリアーナのみとなっている。
スウィフトは4月19日(日本では20日)に11枚目のスタジオアルバム『The Tortured Poets Departments』をリリースする。このアルバムには16曲とボーナストラック1曲が収録されており、スウィフトはアルバムのバリエーションを4種類用意し、それぞれに異なるボーナストラックを収録すると発表している。
資産が10億ドル以上の富豪の数は、昨年から141人増えて2781人に達している。スウィフトは他の240人の新たなビリオネアとともにこのランキングに加わった。
(forbes.com 原文)