ザッカーバーグとエリソンをはじめ、テクノロジー界の重鎮たちは資産額を昨年よりも大幅に増やした。AIの「ゴールドラッシュ」到来により、AI分野からは米サーバーメーカーのスーパー・マイクロ・コンピュータ創業者、梁見後(チャールズ・リャン、推定資産額61億ドル=約9200億円)と妻のサラ・リウ(同15億ドル=約2300億円)ら十数人が新たにビリオネアの仲間入りを果たした。OpenAIのサム・アルトマンCEOも、2014~19年にスタートアップインキュベーターのYコンビネーターを率いていた際に行った投資や、オンライン決済企業のストライプへの初期投資、掲示板サイト「Reddit」や核融合スタートアップのヘリオンへの出資のおかげで、ビリオネアとなった。
芸能人の多くも、保有資産を増やした。米歌手テイラー・スウィフトは、数々の新記録を樹立した「THE ERAS TOUR(ジ・エラズ・ツアー)」の前半を終えた時点で、推定保有資産額が11億ドル(約1700億円)に到達。作詞作曲とパフォーマンスからの収入だけでビリオネアの仲間入りを果たした初のミュージシャンとなった。
国別のビリオネア数は、米国が813人で今年も1位を維持。2位は中国(香港を含む)の473人、3位はインドの200人だった。
世界長者番付の全リストは、
フォーブス英語版サイトで公開されている。
(
forbes.com 原文)