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2024.04.03

「旗を立てる人を応援する」新番組 瀬戸内VC x 堀潤8bitNews #セトフラ 始動!

右から8bitNews堀潤、「Setouchi Startups」藤田圭一郎と山田邦明

スタートアップとアトツギベンチャーが交差し、旗を立てる挑戦者を瀬戸内から応援する──地域拠点のVCの2人が、この春、新たなYouTube番組「Setouchi Startup Flag」(通称・セトフラ)を立ち上げた。

発信拠点は、8bitNewsを主宰するジャーナリスト堀潤が、岡山の表町商店街に設立した市民発信向けスタジオ「8bitNews Setouchi Global Studio」。初回は4月3日から、毎週水曜日21時に配信する。Forbes JAPANのスモール・ジャイアンツと連携し、コンテンツの発信も行う。

MCを務めるのは、主に瀬戸内エリアで創業したスタートアップに投資する「Setouchi Startups」の藤田圭一郎と山田邦明。藤田は、家業の業務用酒販店のアトツギでもあり、地方学生のための長期インターン求人サイト「COMPUS」などWebサービスを複数立ち上げる起業家でもあり、Forbes JAPANスモール・ジャイアンツ イノベーターに選出された。一方、山田は弁護士の経歴を持ち、地元・岡山でスタートアップ支援のほか、自身でもフリーのクリエイターやアーティストのバックオフィス支援に特化した事業を展開する。

ゲストには、瀬戸内内外の地域を拠点とする起業家や、ベンチャーマインドを持つアトツギである中小企業経営者、投資家などを迎える。MCの2人が岡山のスタジオで挑戦者のストーリーを深掘りしたのち、ゲストの疑問やお悩みに答える。普段からスタートアップ支援を手がける2人ならではのアドバイスが見どころだ。

このほか、Setouchi Startupsの投資先であり、岡山大学発ベンチャーで、最終面接まで進んだ学生をスカウトする採用サービスを展開するABABA久保駿貴が「教えて!くぼしゅん」のコーナーに出演。起業を志す若者に向けて、先輩起業家として自身の体験談を話す。

「教えて!くぼしゅん」に出演する、ABABA代表取締役CEO 久保駿貴

「教えて!くぼしゅん」に出演する、ABABA代表取締役CEO 久保駿貴

地域スタジオ発 #セトフラ でやりたいこと

3月20日には0回目を配信し、本番組の制作を手がける堀潤をゲストに、岡山で「地域スタジオ」を設立した理由や、起業家としての側面を掘り下げた。



堀は、セトフラの番組をフラッグシップに「瀬戸内モデル」として地域スタジオを各地に広げていく構想を持つ。「岡山はNHK時代の初任地であり特別な思いがある場所で、運よく2人に出会えて番組が始まりました。誰でもメディアを持ち発信できる時代に、質の高い発信をサポートし、新たな人脈や機会を求める人たちのハブになれたら」と語る。

今後は、MCの2人が瀬戸内を飛び出し「旗を立てる人」に会いにいく企画なども展開する。

藤田は「スタートアップやアトツギベンチャーの領域ではさまざまなイベントが企画されるようになりましたが、まだまだ内輪で盛り上がっているだけの感覚があります。例えば近年は大学の起業部が活気づいていますが、実際には起業家のキャリアが家庭内では理解を得られないなど、学生から切実な悩みが寄せられています。セトフラの番組を通じて、挑戦者を後押しすることの価値がコミュニティの一歩外にいる人たちに届いてほしい」と思いを語る。

山田は「高校生起業家など、若い人たちの挑戦も応援していきたいですね。またこれまでは僕らがエリア外に出てイベント登壇をする機会が多かったのですが、このスタジオで番組を持つことで人を呼べるようになりました。瀬戸内への関わりしろを増やし、エリア外から人を呼び込む施策としても、いい循環をつくっていきたい」と意気込む。

MCの2人と番組制作メンバーら

MCの2人と番組制作メンバーら

初回(4月3日配信)のゲストはYouTuberであり、香川県を拠点に教育メディアスタートアップを展開する瀬戸内サニーの大崎龍史。YouTuberとしては街中で若者に突撃インタビューや、香川県知事と対談企画をするなどして、若者を中心に支持され、自身のYouTubeチャンネル登録者数は1.6万人超。コーポレートカラーでもある黄色の全身タイツやユニフォームがトレードマークだ。MCの2人とも普段から親しいことから、爆笑トークが飛び出す。

こちらで4月3日21時〜配信する。Forbes JAPAN Webでも月2回、番組の内容を伝える記事を展開予定だ。

文=督あかり 写真=8bitNews

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