2024.03.31 12:00

【試乗記】レクサスGX550は「力強く機敏な大型SUV」 日本でも発売予定

エンジン

先代のV8エンジンに替わって搭載された3.5リッター(3445cc)ツインターボV6エンジンは最高出力349hp(354ps)と最大トルク479lb-ft(650Nm)を発生。非常にパワフルで、最大6655ポンド(3019kg)まで牽引できる。だが、燃費はほめられたものではなく、市街地15mpg(約6.4km/L)、高速道路21mpg(8.9km/L)、複合17mpg(7.2km/L)となっている。レクサスによれば、2.4リッター直列4気筒ターボのハイブリッドも用意されるという。
3.5リッターV6ツインターボエンジン(Lexus)

3.5リッターV6ツインターボエンジン(Lexus)

10速オートマチック・トランスミッションは絹のように滑らかに変速し、全車フルタイム4輪駆動が標準だ。ドライビングモードはエコ、コンフォート、ノーマル、スポーツS、スポーツS+、そしてカスタム設定に切り替えられる。

ドライブ

試乗車を受取るとすぐに80kmほどの小旅行にGXを連れ出した私は、街や高速道路を走りながら、ペダルからステアリング、ブレーキまで、あらゆる操作系がシャープであることに感銘を受けた。できるだけ「エコ」モードのままにしておこうと思ったが、かなり急いでもいたし、私はペダルを踏み込むのが大好きなので、燃費は落ちてしまった。とはいえ、思いのままに反応してくれるクルマを運転するのは楽しい。特にそれがこのように大きなクルマだったらなおさらだ。
2024年型レクサスGX550ラグジュアリー+(Lexus)

2024年型レクサスGX550ラグジュアリー+(Lexus)

途中で寄った店から出た時、走らせている時に獰猛に感じられたこのクルマが、駐車しているとむしろエレガントに見えることに驚いた。視界はとりわけ良好だ。3列目のシートは子どもに最適であり、大人が座るのには向かない。
3列目のシートは子ども用(Lexus)

3列目のシートは子ども用(Lexus)

安全性

GX550には全車「Lexus Safety System+ 3.0」と呼ばれる安全機能パッケージが標準装備されている。歩行者検知機能付き前方衝突警告、自動緊急ブレーキ、緊急ハンドル操舵支援、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱防止、車線維持支援、交通標識認識などとても多くの機能が含まれており、十分に価値がある。

結論

膨れ上がったSUVではなく、力強いSUVがほしいというのであれば、GXは良い選択である。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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