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2024.03.28

「ウェルビーイングに繋がるクルマですね」ヘラルボニー松田崇弥がクラウン「FCEV」を体感

福祉とビジネスを、アートという架け橋でつなぐ福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」。双子の兄・文登とともに同社を設立したCo-CEOの松田崇弥がクラウンFCEVを体験。水素で走る燃料電池車に、松田はどのような価値を見出すのか。


2018年創業のヘラルボニー。福祉施設や主に知的障害のあるアーティストとライセンス契約を結び、IPとして展開することで、ただの作品販売に留まらずビジネスとしての可能性を広げ、「障害」のイメージを変容させるビジネスの成功例として注目を集めている。

ヘラルボニーのビジネス展開の成功例のひとつが、工事現場の外壁である「仮囲い」を契約アーティストの作品で彩る「ウォールアートミュージアム」プロジェクトだ。仮囲いが期間限定のミュージアムになる地域活性型のアートプロジェクトは、企業にとっては社会貢献への取り組みを発信できる効果がある。

「ぼくらがやっていることは、たしかに社会貢献の側面はあります。ウォールアートミュージアムのプロジェクトは、結果的には現在では全国70箇所以上で実施しています。しかし、ぼくは最初はビジネスになるとは思わなかったんです」

それでもヘラルボニーが挑戦したのは「やろう!」と強く言い切った共同創業者である双子の兄・文登の言葉があったから。かれら兄弟の間には、意見が食い違ったとしても「文登が言うなら」「崇弥が言うなら」と物事を進められる、信頼関係がある。松田が勝算を見いだせなかった、ウォールアートミュージアムはなぜ成功したのか。

「JR高輪ゲートウェイ駅や成田国際空港、陸前高田市の新庁舎、それぞれの仮囲いでアート作品を展示したところ、街を歩く生活者の方々からの好意的な反響が多く寄せられました。社会貢献だけでなく、一般の生活者の方に純粋に素敵と思ってもらえる取り組みは、企業にとって新しく映り、ヘラルボニーと組みやすくなったのだろうと思います」


よいものは、1秒で心を動かす

精神疾患患者などの、美術の正規教育を受けていない人々による芸術は、1940年代にアール・ブリュットと呼ばれて既存の芸術の枠組みを離れたものとして評価されてきた。その文脈はもちろん日本でも認識されている。しかし、このジャンルのアートをビジネスと繋げようとする取り組みは充分になされていたとはいえない。その難しさを松田はこう語る。

「ただ良いことであるだけでは企業は動かない。良いものであることを示す必要があるんです」

彼らのアートはそれぞれが鮮やかなオリジナリティを放つ。そんな障害のある人たちの作品が広く社会に発露されていくことは、障害のある人たちと社会がつながるソーシャルグッドな行為である。その価値にフォーカスすることで、福祉とアート、そしてビジネスをつなげたのがヘラルボニーだった。

良いものであり、それを役立てるのは社会にとっても良いことである。水素で走る燃料電池車(以降FCEV)というパワートレインを搭載したクラウンFCEVもまた同じ文脈にある。

「良いものだと思って魅了され、それが社会によいということを知ってさらに好きになる。この受け入れられ方は障害のある人たちのアートもクラウンも通じるものがあると思います。モノもコトも両方大事ではあるのですが、パッと見でかっこいいかどうか、1秒で心を動かせることって一番大事。いいことである前に、いいものでなければならない。クラウンはそれを体現しているお手本ですね」

「クリエイターが乗りそうな空気感が出ていますね」

ニューフォーマルセダンを標榜するクラウン。水平方向のシルエット、そしてラインの伸びやかさを強調したスタイルは、その姿を見た松田を1秒で魅了した。「堂々としていて華がある。洗練されていて、クリエイターが乗りそうな空気感が漂っていますね」と絶賛しながら、松田はクラウンFCEVに試乗する。



「実際に乗って走らせてみたらとても静かで驚きました。車内でオンラインミーティングもできますよね。移動する会議室といっても差し支えない。クルマの挙動にも上品さを感じます。路面が多少がたがたしていても、その衝撃はクルマが吸収してくれて、自分は常に安定した乗り心地を感じていました」

落ち着きと広がりを兼ね備えたインテリアについても、松田は興味津々にそれぞれのパーツに触れていく。

「杢目のパネルがかっこいいですね。木のざらっとした感触をあえて残しているのだと思いますが、これが気に入りました。ヘラルボニーが扱うアートも、デジタルデータとして扱うものと作品の現物があるんですが、やはりプリントと、絵具の凹凸がある現物とでは、人が生み出した感じがまるで違います」

クラウンが水素を背負う、それが「粋」

「ガソリン車だとエンジンの音で高揚する感覚がありますが、エアピュリフィケーションゲージで、走ることできれいにした空気の量を見られるFCEVのクラウンだと、走れば走るほど気持ちよくなりますね。この感覚ってきっとウェルビーイングに繋がっているんだろうな、と思いました」

空気を取り込み、水素と酸素を反応させて発電した電気で走るFCEV。取り込んだ空気はまずフィルターで浄化されるので、排出される空気もクリーンになる。走る空気清浄機という側面も持ち合わせているわけだ。そんなクラウンに乗る気持ちを「乗れば乗るほど良いことをしていると感じられる」と松田は表現した。



「FCEVは、その価値を知ってもらうことから始めないといけませんよね。ヘラルボニーも新しい価値を社会に伝えつづけてきたのですが、トヨタという大きな企業が70年も大事にしてきたクラウンというブランドに、FCEVの価値を伝える役割を任せるって、“粋”ですよね。メッセージに重みがあります」

松田は、障害のある人が描くアートの価値を知ってもらうことを粘り強く続けてきた。ときに道なき道を切り開いていく苦労を重ねてきた松田が語る言葉にもまた、深みがある。

今後、ヘラルボニーでは海外でも日本国内同様に、障害のある人のアートとビジネスをかけあわせたビジネスを展開していく予定でいるという。アール・ブリュット発祥のフランスで認められればヘラルボニーは世界で勝負できる、松田はそう力を込めて語る。

奇しくもこの16代目のクラウンはついにグローバル展開を開始、日本の価値観を世界に披露する。クラウンと松田、そしてヘラルボニーの意欲に満ちた挑戦を応援したい。


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