WWDCの開催日時
今年のWWDCは例年よりも1週間遅く、現地時間6月10日から14日(日本時間6月11日から15日)にかけて行われる。いつものとおり基調講演で始まる。アップルはまだ時刻を発表していないが、基調講演は常に現地時間、今年であれば太平洋夏時間の午前10時(日本時間午前2時)に始まる。
WWDCの開催場所
昨年同様オンラインでの開催になるが、初日にはアップルの本社、Apple Parkでスペシャルイベントも行なわれる。昨年は社員食堂であるCafé Macsに座席が設けられた。もし招待されれば、Apple Parkの中に足を踏み入れるというきわめて稀な経験ができる。WWDCに対面で参加するには
対面での参加は6月10日のみであり、そこでは「Apple Parkで基調講演を視聴したり、Appleのチームメンバーに会ったり、特別なアクティビティに参加したりする機会をデベロッパに提供します」とアップルは述べている。参加方法について「人数に限りがありますので、参加の申し込みに関する詳細はApple DeveloperサイトおよびApple Developerアプリをご覧ください」という。
ほかに方法はあるのか?
アップルはSwift Student Challengeというプログラムを通じて、次世代の開発者と同社が呼ぶ人たちを支援している。これについて、「3月28日に今年の応募者にステータスが通知され、受賞者はApple Parkでの対面での体験に申し込む資格を得ることができます。卓越した作品を提出したと認められた50名の優秀受賞者は、クパティーノでの3日間の体験に招待されます」とアップルはいう。WWDCの参加費用
イベントがオンラインで行われる場合、参加費は不要であり、これは対面で開催されていた時の参加費1600ドル(約24万円)と比べて大幅な節約になる。WWDCに期待すべきこと
iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV、およびMacで動くあらゆるソフトウェアがWWDCで披露されるほか、Apple Vision Proの次期ソフトウェアリリースの詳細も発表される。WWDCでの発表は、アップルの既存および来たるべき製品の向かう方向を示す指標であり、次のiPhone、iPadおよびApple Watchで何ができるのかのヒントにもなる。もちろん、iPhone 16独自の機能などは、ハードウェアが公表されるときに明らかにされるだろうが、新機種はWWDCで公開されるソフトウェアにできることすべて、さらにそれ以上のことができるのは間違いない。
昨年夏にVision Proが披露されたときのような「One More Thing」がある可能性は低い。ハードウェアの発表がありえないわけではないものの、今年の中心がソフトウェアになることはほぼ確実だろう。
(forbes.com 原文)