トライアル期間は、日本時間の3月29日(金)午前0時~4月1日(月)午後3時59分の4日間。ただし、プレイできるのはゲーム冒頭の5時間のみとなる。5時間あれば、チャプター1で紺碧プラザを舞台とした「強奪」ミッションの大部分をプレイできるだろう。超特急でゲームを進めた場合、どこかの時点でストップがかかる仕様となっているかどうかはわからない。トライアル利用には、PS PlusやXbox Live(Xbox Game Pass Core)といったサブスクリプションサービスへの加入は不要だ。
無料トライアルの狙いは、一連の不具合修正と最適化が進み超美麗なグラフィックを楽しめるようになった現在の『サイバーパンク2077』を新たなプレイヤーに一定期間プレイしてもらい、同作にのめりこませて無料期間の終了後すぐに購入してもらうことだ。さらに、昨年秋に発売されたDLC『仮初めの自由』も合わせて購入してもらえるかもしれない。同DLCは、メインストーリーの途中でもプレイが可能で、私は同作の中で最高のストーリーコンテンツを含んでいると評価している。
「プレイする価値はあるのか?」という質問には、返答は無用だろう。無料なのだから、もちろんプレイすべきだ。私は『サイバーパンク2077』について、当初はそのお粗末なローンチにほかの人々と同様に腹を立てていたものの、時間の経過とともに、現世代で最高、いや史上最高のゲームの1つになったと思うようになった。同作はゲーム史上最高のNPCとクエストラインを有しており、私にとって特にお気に入りのストーリー重視型RPGとなった。戦闘はどのようなビルドを選んでも非常に楽しく、特に直近の大型アップデートで導入されたスキルツリーとサイバーウェアの刷新はすばらしかった。
加えてグラフィックの美しさは、少なくともPC版では現在販売されているゲームの中で最高だと思う。発売後に実装されたパストレーシングの設定をONにした同作のグラフィックは、ゲーム業界最高水準にある。もちろん、それを動かすには超高性能なPCが必要なのだが。今の『サイバーパンク2077』は、PS4で見た目もプレイもひどい状態で発売されてソニーが返金対応を強いられた当初のゲームとは大違いだ。ただ、今回の無料トライアルはゲーム機版のみが対象で、PC版では利用できない。
発売から3年たった今も『サイバーパンク2077』をプレイしていない人には、私は同作を強くお勧めしたい。過去にどんなネガティブなことを耳にしていようと、本作は発売時の状態から生まれ変わっており、私が今までプレイした中で最高のゲームの1つになった。現在の修正済みバージョンで初めて体験できたのなら、どんなに良かっただろうと思うほどだ。
(forbes.com 原文)