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2024.03.26 11:00

Z世代の36%が罪悪感、仕事でのChatGPTやAIの使用に

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人工知能(AI)が今後仕事に及ぼす影響について、近年懸念が高まっている。AIは雇用の喪失や不平等の拡大につながると主張する人がいる一方で、生産性を高め、新たな機会を生み出すと考える人もいる。おおむね1996年以降生まれのZ世代は、AIが職場に与える影響をどの世代よりも理解し、AIを使って生産性を向上させる方法を示すことができる立場にある。

ChatGPT活用の一長一短

論文執筆サポートのEduBirdie(エデュバーディー)が、仕事でのAI活用をZ世代がどのようにとらえているか調べたところ、肯定的な見方、否定的な見方の両方が示された。米国のZ世代2000人を対象に行われたこの調査では、AIを活用した言語モデルであるChatGPTを職場でどのように使っているかを調査した。

それによると、業務を行うのにAI技術を取り入れている一方で、多くの人がAIの使用にともなう罪悪感や依存に悩んでいることも明らかになった。

調査では、回答者の36%がAIの助けを借りて仕事を行うことに罪悪感を感じていることが明らかになった。さらに、回答者の3人に1人は、ChatGPTに依存しすぎるとクリティカルシンキング(批判的思考)の能力が伸びない可能性があると考え、過度の依存に懸念を示した。加えて、回答者の18%がChatGPTの使用が創造性を妨げると指摘した。

AIのとらえ方がまちまちである理由として考えられるのは、Z世代はAIがもたらす潜在的な影響を前の世代よりも認識しているということだ。Z世代は急速に技術革新が進む中で育っており、AIの倫理的・社会的影響を熟知している可能性が高い。そのために仕事で過度にAIに依存することに責任感や罪悪感のようなものを感じるのかもしれない。

また、教育や訓練の欠如も理由として考えられる。調査では、回答者の20%が仕事でのAI使用で問題に直面し、2%がChatGPTを使用したことで解雇されたことも明らかになった。

これは、仕事でのAIの適切かつ効果的な使い方についての教育と訓練の必要性を浮き彫りにしている。
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翻訳=溝口慈子

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