これまでフェラーリ・ジャパンやBMWジャパンでマーケティング、ブランディングの腕を振るってきた遠藤は、ベントレーというブランドをどのように日本のマーケットに届けていこうとしているのだろうか。まずこの職に就くことになった経緯から尋ねることにした。
「モータースポーツが子どもの頃から好きだったので、ベントレーというメーカーには以前から憧れをもっていたんです。2003年にはル・マン24時間レースでも優勝してハイライトが当たりましたが、もともと過去にはベントレー・ボーイズたちがレースを席巻した時代もありましたよね。そんなメーカーでありながら、高級車ブランドとしても揺るぎない地位を築いている。この2面性を持っているベントレーというメーカーに魅力を感じていました」(遠藤)