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2024.03.31 09:45

職場の花見は「仕事」か 6割が出たくない昭和の企業文化に

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職場の飲み会はコロナ禍ですっかり下火になったが、花見も例外ではなかった。そもそも職場の花見って、いまだに新人が昼間からブルーシートの上に正座して場所取りしたり、女子社員が上司にお酌したりと、コンプライアンスの欠片もない昭和を引きずる企業文化の化石みたいなイメージがある。事実、全国の社会人にとって、職場の花見はとくに評判がよろしくない。

Job総研は、20代から50代の現在職を持つ全国の社会人606人を対象に『2024年 職場の花見実態調査』を実施した。それによると、今年、職場で花見を開催する職場は1割強と、コロナ禍での水準と変わっていない。コロナ禍から解放された今年は盛り場に活気が戻ってきたかに見えるが、職場のイベントは、忘年会、新年会と並んで花見はずっと横ばい。そうした行事はコロナ禍をきっかけに、「もういいんじゃない?」みたいな雰囲気が広がっているように思える。

職場の花見に参加したいかを尋ねると、「まったく参加したいと思わない」(23.4パーセント)が最大で、「どちらかといえば参加したいと思わない」までを含めると6割を超える。

職場の花見のイメージは、「立ち回り」、「新人が頑張る催し」、「場所取りに全力をそそぐ」といったネガティブなものが上位を占める。
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文 = 金井哲夫

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