ブルームバーグのマーク・ガーマンが自身のニュースレター、Power Onによると、アップルはiPhoneのOSで最も重要な部分の1つである「ホーム画面」を変更しようとしている。
ホーム画面にはこれまで何度も変更が行われ、初期のアップデートでは、黒一色の背景がカラフルな壁紙に変わり、さらに自分が持っている写真を背景に設定できるといったオプションも追加。さらに、アプリのアイコンが壁紙上に浮かんでいるように見えるクールな被写界深度エフェクトなど、気の利いた視覚的な改善も行なわれた。
さらに最近になってアップルは、ウィジェットを追加する機能も加えた。Android機ではずっと前から可能だった機能だが、iPhoneの実装の方がずっとスマートだった。
今年は、ホーム画面を「よりカスタマイズ可能」になるという興味深い情報をガーマンはいう。おそらくこれは、iOS 16で加わったロック画面の改善とに沿ったものになるだろう。
かつてガーマンは、今年のiOSアップデートは期待できるものであり、「新しいOSはアップル社内で、史上最大級とはいわなくても、最大のiOSアップデートの1つだという。6月のWWDCは大いに楽しみだ」と述べていた。
最近、アップルがGeminiの生成AI機能をiPhoneに導入するために、グーグルと交渉していることが報じられた。
新しいホーム画面と合わせて、それはChatGPTなどが提供するようなAI機能ではなく、アップルは「日々の生活に役立つAIツール」に焦点を合わせるだろうとガーマンはいう。
次のiPhoneにどのような機能が搭載されるかについて、詳しい情報はまだないが、AIを搭載したSiriが大幅にアップグレードされ、より自然な会話能力を備えた、より高度なパーソナルアシスタントに生まれ変わるために大規模な言語モデルを使用することや、iMessageとの統合が強化されるといったうわさがある。
さらに、アップルは2024年中にiMessageの一部としてリッチコミュニケーションサービス(RCS)を導入すると発表している。その土台はiOS 18の、おそらく早期のリリースで搭載されてくるだろう。RCSは、iPhoneとAndroidのメッセージ間の相互運用性を改善するものだが、Androidのグリーンの吹き出しが、iMessageの吹き出しのようなブルーに変わることは期待できない。
6月までに数多くの情報が出てくることが予想される。
(forbes.com 原文)