最新情報は、韓国のSisa JournalのレポートをMacRumorsが見つけて報告した。「アップルは4つのモデル、iPhone 16のレギュラーモデル、Plus、ProおよびPro Maxを発売する予定であり、全モデルともBorder Reduction Structure(BRS)技術と呼ばれる、超薄型ベゼルの技術を採用すると考えられている」
「BRS技術とは、、銅配線を巻き上げてディスプレイの下部のベゼルをできる薄く設計する技術」と記事は説明している。
今ではあまり見かけなくなっているが、かつてのスマートフォンは、側面、場合によっては上部のベゼルは薄くできても、下部のベゼルは厚いものが多かった。
ベゼルをスリム化しようとしているスマホ業界はこれを認識しており「私たちは下部のベゼルを十分薄くできていない。下部のベゼルを薄くするBRS技術はいくつかの製品に使われたこともあったが、熱の問題があることが知られている。最近は、放熱技術が改善されたことで、再びその技術が使用されているようだ」とある人物がSisa Journalに話したという。
注目すべきはOLED(有機EL)ディスプレイが初めてiPhoneに採用されたiPhone X以来、下部のベゼルが厚いライバル機と違い、iPhoneのベゼルが上下左右とも均一になっている点だ。
新たな改善により困難だった下部のベゼルの薄型化が可能になったことで、それ以外のベゼルも容易に薄くできる。しかし、どれほどそれは重要なことなのだろうか?
それは、見ればわかるものだ。アップルがiPhone XRを発表した際、LCDを採用したディスプレイのベゼルは、iPhone Xシリーズよりも厚くならざるを得ず、当時多くの人々が、その太いフレームはほとんどおもちゃのようだと揶揄した。
もちろん、多くのユーザーはiPhoneをケースに入れるため、その効果が薄れる。しかし、もし記事の内容が正確なら、ケースに入っていないiPhone 16を見たとき、ほぼ端末の縁にまで達しているディスプレイは印象深いものとなるだろう。
今年9月と予想されている発表までに、さらなるリーク情報が出てくるはずだ。
(forbes.com 原文)