キャサリン妃は、SNSの公式ページに投稿した2分間の動画で、がんの診断を発表。今年初めに腹部の手術を受けた際、手術自体は「成功」したものの、その後の検査でがんが確認されたと述べた。がんの種類などには言及しなかったが、現在「予防的な化学療法」を受けているという。
A message from Catherine, The Princess of Wales pic.twitter.com/5LQT1qGarK
— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) March 22, 2024
キャサリン妃は今回の動画で、がん公表が遅れた理由について、家族が診断を受け止め、長男ジョージ王子、長女シャーロット王女、次男ルイ王子の子ども3人に伝える時間を確保するためだったと説明した。
ウィリアム皇太子の弟で、2020年に王室から離脱したヘンリー王子と妻メーガン妃は、メディアを通じて出した声明で「ケイト(キャサリン妃の愛称)と家族の健康と回復を願っている」と述べた。
英国のリシ・スナク首相は、X(旧ツイッター)に投稿した声明で、キャサリン妃は「国全体の愛とサポート」を受けていると表明。がん公表は「とてつもない勇気」がいるものだったと称賛した一方で、同妃が「世界中のメディアの一部やソーシャルメディアで不当に扱われていた」とも指摘した。
米国のカリーヌ・ジャンピエール大統領報道官は記者会見で、キャサリン妃の完全な回復を祈るとともに、人々に対して同妃の「プライバシーを尊重」するよう要請。ジョー・バイデン大統領が英王室メンバーと話したかどうかについては明言を避けた。
英王室の広報担当者はロイター通信に対し、同じく最近がんと診断されたチャールズ国王は「キャサリン妃の勇気ある公表をとても誇りに思っている」と説明。国王は同妃と「緊密に連絡を取り合っている」と述べた。
ロンドンのサディク・カーン市長はXへの投稿で「私の思いと祈りはウェールズ公妃殿下(キャサリン妃の正式な称号)とともにある」と表明。キャサリン妃の「完全かつ迅速な回復」を願った。
(forbes.com 原文)