3月21日に導入されたマイル合算の仕組みは、マイレージプラス会員間でグループを作ってマイルを合算できるもの。既存および新規の全会員が無料で利用でき、会員になるにあたって年齢制限はない。
マイレージプラスの最高執行責任者(COO)であるルーク・ボンダーは「全会員に最高の価値を提供するための新しい方法を当社は常に模索している。光栄なことに米航空大手として初めて、会員の家族や友人とのマイル共有を実現できた」と述べている。
新サービスは夏休みのフライトの予約に間に合うよう導入された。マイルを共同で貯めるグループのリーダーは18歳以上の会員でなければならず、ユナイテッド航空のウェブサイトで最大4人の会員を招待してグループを作成できる。
たとえば、両親が子どもたちのマイルを合算して、1人分の特典航空券と交換するという使い方ができる。旅行頻度が低く特典航空券に交換できるほどマイルが貯まらない会員のマイルを有効活用する方法になる。
グループに招待された人には、マイル合算に関する案内が送られる。合算したマイルは、ユナイテッド航空のウェブサイトかアプリから同航空およびユナイテッドエクスプレスの特典航空券に交換できる。
各会員が共有できるマイル数に制限はなく、マイル合算への参加がプレミア会員資格に影響することもない。ただし、プレミア資格取得ポイント(PQP)を獲得でるのは、合算されたマイルを使用して搭乗する会員本人のみとなる。
また、合算できるのはマイルのみで、PQPやプレミア資格対象フライト(PQF)、プラスポイント、TravelBankキャッシュは対象外。
マイルを合算すると、家族旅行がより身近でお得なものになる。国内線・国際線の利用で得られる特典の拡充として付加価値が高い。マイルを戦略的に活用すれば、上級会員ステータスも獲得しやすくなる。
(forbes.com 原文)