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2024.03.29 09:45

7割が地方転職に興味 不安は「魅力的な転職先」探し

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地方に住んでいても、就職を考えると都心へ集中する傾向にあるが、近年はコロナ禍によって働き方が変わってきており、地方移住への関心も高まっている。

そんな状況を踏まえて、キャリア支援を行っているProfessional Studioが「地方転職」に関するアンケート調査を行っている。

それによると、地方転職に興味があるかの問いに、「ある」と回答したのは、73.2%に上った。年代別に見てみてもそれほど差はなく、どの世代も興味はあるようだ。

その理由としては、どの年代も「生活費が安くなりそうだから」がトップ。「落ち着いた生活ができそうだから」が2位となっているが、3位は、20~30代が「両親や親族、知人の近くで生活したいから」と40~50代「縁のある地域に貢献したいから」と、理由が分かれた。

地方転職に興味のある人に、地方転職を検討するうえで不安なことを問うたところ、「人間関係をイチから築けるかがわからない」が52.9%、「魅力的な転職先が見つからない」が50.1%が上位を占めた、移住するとなると、生活変化も大きく、人間関係も新たに構築していかなければならないので、その負担を懸念する人は多いようだ。

また、魅力的な転職先が見つからないと回答した人に、転職先のどこを気にするかを問うたところ、「給与などの条件面に違和感がないか」が77.9%でトップ。「勤務時間や休暇など働くイメージが湧くか」が66.8%、「プライベートも充実した過ごし方ができそうか」が65.0%で続いている。やはり働き口の条件面が気になるようで、都心で働いていた条件と隔離があると、なかなか一歩を踏み出せないのだろう。さらに、せっかく移住するならプライベートの時間が持てるか否かも重視しており、両立する就職先を見つけだすには苦労するかもしれない。

テレワークが普及し、どこからでも仕事ができる時代。それなら、物価の高い都心に住むより、物価が安く自然に囲まれ優雅に過ごせるような土地に住みたいと考える人も多いはず。どこに妥協点を見出すかによって、夢を現実にできるかがかかっている。

出典:Professional Studio「地方転職に関する調査」より

文=飯島範久

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