ヘルスケア

2024.03.21 17:30

世界幸福度ランキング、若者の間に広がる「中年の危機」を報告

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こうした結果のなかで、特に意外な点として指摘されているのが、パレスチナのイスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルが5位に入ったことだ。これは、ランキングが過去3年のデータの平均値に基づいて決定されていることが理由だという。イスラエルは2022年から、トップ10に入っていた。

まん延する孤独

今回の調査では、ウェルビーイングに関するデータから、子どもや若者たちの幸福度の低下が確認された。
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報告書をまとめたオックスフォード大学ウェルビーイング・リサーチ・センターのヤン・エマニュエル・デ・ネーヴ所長らは、北米と西欧を中心にみられるこの傾向は「不安を感じさせる」ものだと述べている。一部の国では未成年者がすでに「中年の危機」と似たような心理的状態にあり「早急に政策措置を講じる必要がある」と促している。

調査結果に見られるもう1つの特徴としては、孤独を感じている人の増加が挙げられる。特に米国では孤独が「まん延」しており、人々の心身の健康に影響を及ぼしているとされる。

さらに、米国では特に孤独を感じているのが「最高齢の層ではない」ことも、注目されている。「北米のミレニアル世代の孤独感は、1965年以前に生まれた人たちの2倍になっている」という。

ランキングの上位20カ国

以下、最新のランキングで上位に入った各国を紹介する。
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1. フィンランド
2. デンマーク
3. アイスランド
4. スウェーデン
5. イスラエル
6. オランダ
7. ノルウェー
8. ルクセンブルク
9. スイス
10. オーストラリア
11. ニュージーランド
12. コスタリカ
13. クウェート
14. オーストリア
15. カナダ
16. ベルギー
17. アイルランド
18. チェコ共和国
19. リトアニア
20. 英国

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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