上院が答えを求め、さらに分析するための時間を与えてくれていることだけでも、筆者は直近の展開に勇気づけられている。事が民主的に展開し、この件で熟慮を重ねた議論と討論が行われることを大いに期待している。結論が先延ばしになれば、ロビー活動や影響力のある人たちが発言する時間が増えるという意見もある。米NBCテレビによると、TikTokの禁止は言論の自由をさらに制限することにつながりかねないと指摘する専門家もいる。
どのような結末になるかは見通せない。プライバシーやセキュリティの問題だけでなく、急速に支配的な存在になったという点でも筆者はTikTokに懸念を抱いている。このアプリはわずか9カ月でユーザー数が1億人に達したが、それ以上にこのアプリは多くの注目を集めている。ユーザーやメディア、インフルエンサー、企業などあらゆるところで支持されている。ソーシャルメディアで優勢なものは何でも、関心と注目を集める傾向がある。私たちは流行っているものに群がる。それは私たちを夢中にさせることが主な目的のようで、災いのもとであるように筆者の目には映る。
議員たちが迅速に、しかし熱心に取り組み、禁止措置のメリットとデメリットを検討し、最終的には法的な観点からだけでなく、ユーザーにとって有益な決定に至ることを願う。結果とともに生きていかなければならないのは私たちなのだから。
(forbes.com 原文)