KettyBotは、店頭で客を迎えて、本日のお勧めメニューなどを伝えながらテーブルに案内するという、BellaBotよりも少し高度な仕事ができるロボットだ。新しくなったProのおもな改良点は、新しいRGBD深度カメラの搭載で、通過できる最小幅が55センチメートルから52センチメートルに縮小されたこと、サスペンションの改善で安全性が向上したこと、トレイに物が置かれているかどうかを判断できるようになったこと、顔や声やセリフのカスタマイズが可能になったことなどだ。
たとえばテーマレストランでは、そのテーマに合わせた表情やセリフで雰囲気を盛り上げたり、お誕生日を祝ったり、オリジナルのウェルカムメッセージを言わせたりもできる。配膳専用のBellaBotと違い、前面の18.5インチディスプレイを備えたKettyBotは、音楽や広告を流しながら決められたルートをまわる「クルーズモード」を備えているので、ショッピングモールの通路を歩いて客を集めるといった幅広い活躍も可能だ。下の動画は2021年版のKettyBotだが、BellaBotとの違いがよくわかる。カナダでは図書館でも働いている。
これまで、白と黄色の2色だったカラーも、全身黒の「サムライブラック」が加わり、「ビジネス会場や高級ホテルなどのラグジュアリーな環境」にも適合できるとのこと。
PUDUは世界的な需要に応えるべく、上海近郊に2つの新工場を建設し、年間生産能力を3倍にするという。BellaBotやKettyBotに出会う機会が、ますます増えるだろう。
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