故人の思い出をQRで閲覧 永久デジタル墓石サービス

プレスリリースより

QRコードを彫刻した石のプレートを墓石に貼り付けて、故人の思い出などの情報にアクセスできるというデジタル墓石サービスが登場した。

ブロックチェーン技術で人の「生きた軌跡」を後世に伝えるデジタル製品を提供するスタートアップ、スマートシニアは、特許申請中の「永久QRコード」という、ブロックチェーンとQRコードを組み合わせた大容量データ保管技術を活用した「永久デジタル墓石セット」の販売を開始した。

購入するとQRコードが刻まれた小さなプレートが届く。このQRコードからサービスにアクセスして故人のデータを入力すれば、2日程度でデータが反映され、読み取れるようになる。これを墓石に貼り付けるという具合だ。セットにはQRコード入りのカードも付属しているので、これを使えば遠隔で墓参もできる。

記録できるのは、墓誌(命日、名前、家族名、戒名)、遺影、メッセージ、納骨場所を示すお墓マップ。オプションで先祖の写真、家系図、人生史、ペット、趣味などの情報も記録できる。これらのデータはブロックチェーン上でNFT化されるため、改ざんも削除も不可能。実質的に「永久」となるわけだ。

永久デジタル墓「雲のものがたり」シリーズは、スマートシニアのオンラインショップのほか、全国の提携石材店で購入可能。永久デジタル墓石の価格は3万円(税別)。カードが付属する永久デジタル墓石セットは3万3000円(税別)。オンラインでお墓の掃除、献花、焼香のサービスも利用できる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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