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2024.03.19 17:30

4月1日からGmail宛の大量送信者がブロックされる可能性、いますぐ対応を

Getty Images

テック業界では、4月1日に確信犯的ないたずらをするのが恒例だ。しかし、今年のエイプリルフールにGmailアカウントに送られるメールが一括拒否されるというニュースはジョークではない。

今から約2週間後、グーグルの新ルールが本格的に始動し、大量の受信メールがブロックされるかもしれない。この差し迫った重要な変更について、知っておくべきことを以下に述べる。

大量メール送信者は4月1日までの対応が必要

グーグルは2023年10月以降、新たなメール送信者認証ルールによって、Gmailアカウント宛メールの一部が拒否され、まとめて送信者に送り返されることを明確に宣言している。

グーグルのGmailセキュリティ・トラスト担当グループトマネージャーのニール・クマランは、「2024年から、大量メールの送信者は送信メールを認証すること、受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすることおよび許容されるスパム率の閾値を下回ることが義務づけられます」と発表した。

新しい保護機能のいくつかは、2024年4月1日に開始される予定であり、Gmailの個人アカウントを持っている人全員に、きわめて有益な影響を与えるはずだ。

グーグルの内部データによると、GmailのAI保護機能はスパム、フィッシングおよびマルウェアを含むメールの99.9%が、ユーザーの受信箱に届くのを阻止している。これは毎日約150億通のメールに相当する。それならなぜ、新しいルールが必要なのだろうか? これらの数値は、まだ十分ではなく、潜在的に危険なメールが網の目をくぐる可能性があるからだ。

メール認証を義務づけるグーグルの新しい大量送信者ルール

新ルールは、明確に大量送信者に向けられたものであり、グーグルは大量送信者を1日に5000通以上Gmailアドレス宛に送信する者と定義している。その数値は、同じ主要ドメインから送られたメールに基づいて計算され、使われたサブドメインの数によらない。なお、24時間のうちに1度でも5000通の制限に達すると、大量送信者としてラベルづけられ、その属性は恒久的となる。
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翻訳=高橋信夫

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