このガイドラインは、Google Workspaceのアカウント宛メールには適用されず、個人アカウント宛てのみだが、送信者はワークスペースを利用している者を含めすべてが対象となる。
今すぐ送信者側のセキュリティを強化せよ、さもなければ一括拒否が待っている
新ルールの目的は「送信者側のセキュリティを強化し、受信箱に入るメールに対するユーザーの制御をさらに高めることです。これらの要件を満たすことで、送信者はメッセージをより効率的に届けられるようになり、悪人による詐欺や乗っ取りのリスクを減らす助けになるはずです」とグーグルの広報担当者はいう。信用のおけるメールマーケティング専門家は、Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance(DMARC)、 DomainKeys Identified Mail(DKIM)およびSender Policy Frameworkなどのプロトコルをすでに熟知しているだろうが、今後、メールマーケティングによるキャンペーンを考えている企業は、同様に理解する必要があり、さもなければ本当の「エイプリルフール」になりかねない。
6月1日からグーグルは、すべてのマーケティングおよびプロモーションメールに、受信者がワンクリックで配信停止できる機能を設けることも義務づける。締切は迫っている。
(forbes.com 原文)