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2024.03.21 12:30

Win版Chromeで表示される警告のようなMSのポップアップ、狙いと問題

Getty Images

Bingのポップアップに対するネットの反応を踏まえると、なんともタイムリーなことだ。とはいえ、エラーコードに関する情報をワンクリックで検索できるのは便利な機能だ。もちろん検索にはBingを使わなくてはならない。これは永続的なプロモーションとは異なるものの、現在ユーザーたちが指摘している懸念をいっそう高めるものかもしれない。
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先月のEdgeプロモーションでもそうだったが、マイクロソフトは他のブラウザー以上にChromeを標的にしている。あるRedditユーザーは、今の騒動に関して次のように語った。「私はブラウザはBrave(Chromiumベース)、検索エンジンはDuckDuckGoを使っている。Bingのポップアップは見たことがない」

ともあれ、マイクロソフトとグーグルの叩き合いは続くだろう。これは複雑な物語の最新エピソードにすぎない。たとえばグーグルは、最近公開された法的文書でBing検索の問題点を指摘した。

ブラウザと検索テクノロジーを巡るバトルが興味深いのはさておき、真の楽しみはAIであり、グーグルとマイクロソフトはユーザーを奪い合う新たな戦場の最前線にいる。
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マイクロソフトは、統合AIスタックを実行する能力がはるかに高いグーグルと競争するためには、生成AI分野のさまざまな取引きをまとめる必要があると主張している。

最近マイクロソフトは欧州の規制当局に対して次のように話した。「現在、グーグル一社だけが、チップからモバイルアプリストアまで、あらゆるAIレイヤーで強みと独立性を発揮することで垂直統合している。革新を起こして競合するためには誰もがパートナーシップに頼らざるをえない」

「グーグル広報によると、同社は、欧州委員会による調査が、『Google Cloudのオープン性を持たない会社や、長年顧客を囲い込んでいる会社、さらには同じアプローチをAIサービスに持ち込もうとしている会社をあぶりだすことを期待している』」とVerdictは報じている。

グーグルがGeminiを、マイクロソフトがCopilotを、それぞれの環境で推進し、AIが伝統的検索のあり方を変えてしまうことが期待される中、最近のBingのプロモーションがどうなるにせよ、 あらゆる議論は曖昧になっていくだろう。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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