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2024.03.15 13:00

グーグル、ライバルiPhone用Chromeのパスワード管理機能を強化

安井克至

新たなパスワードチェックアップ機能に関するグーグルの見解

グーグルのChromeプロダクトマネージャー、ジェシカ・バワとセーフブラウジングプロダクトマネージャのジョナサン・リーは、ブログで「グーグルはiOS版Chromeに新しいパスワード保護を導入することで、みなさんが安全にウェブを利用する手助けをします」と述べている。グーグルはセーフブラウジングに関しても「ハッカーの進化に追いつく」ために新たな対策を講じており「リアルタイムのプライバシーに配慮したURL保護」などを、デスクトップとiOS両方のChromeに提供することを発表している。

グーグルによると、Androidユーザーへの提供は「今月後半」になるという。

フィッシングを25%多くブロックできるとグーグルは予測

グーグルは、新しいセーフブラウジング機能によって「フィッシングの試みを今より25%多くブロックする」と予測している。

役に立つiPhoneユーザー向けパスワードガイド

ちなみにグーグルは、パスワード変更のアラートを受け取るための、非常にわかりやすいiOSユーザー向けオンラインガイドを公開している。iPhoneでChromeアプリを開くところから、セキュリティアラートを受け取る設定をするところまで、7ステップで詳しく説明されている。

すべては、あなたがiPhoneでのブラウジングをChromeに切り替えることを想定したものだ。正直なところ、プレインストールされているブラウザ「Safari」は、iOSの機能とも連携して、ユーザーが必要とするプライバシーとセキュリティの機能をほぼすべて備えている。あなたがグーグルのエコシステムを利用しているのであれば、新たなアップデートは歓迎すべきものだが、その一方で、なぜiPhoneを使うのかという疑問も湧いてくる。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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