ドロータはまた、学校側が娘の事件の「取り扱いを誤った」と書面で指摘した。
フォーブスとのインタビューでドロータはさらに、学校はポルノ写真を作成した少年らから警官立ち会いのもとで事情聴取したようだが、決定的だったのは保護者の同席を欠いていたことだとウェストフィールド警察から聞いたと説明した。つまり、その事情聴取での少年たちの供述は裁判では使えないということを意味する(ニュージャージー州最高裁が2000年に出した判決では、14歳未満の警察への供述は「親または法定後見人が本当に立ち会えない限り、法律上認められない」とされている)。
「(学校は)大失敗をした」とドロータはいう。
今年1月末までに地元警察は刑事告発を正式に断念し、学校と地区による処分もなかった。ウェストフィールド警察はフォーブスのコメント要請に応じなかった。
「このような行為に対して学校側が何の処分もしないのであれば、恥を知るべき」とドロータはフォーブスに語った。
「少年たちに自分たちがやっていることは問題ないと教えているだけでなく、学校の女子生徒に、あなたは女の子で、いつかは被害者になるという明確なメッセージを送っている。現代ではそんなことは許されない」
学区の広報担当者であるマクガンは、メアリー・アスフェンディス校長が昨年10月20日に生徒の各家庭に送った電子メールのコピーも提供した。電子メールで校長は、この事件を「非常に深刻」だとし、保護者に「子どもたちとテクノロジーの使い方や、ソーシャルメディアへの投稿、保存、共有について話し合う」よう促した。
カリフォルニア州ビバリーヒルズの中学校で最近起きた同様の事件では、クラスメートのディープフェイク写真やポルノ写真を流布した生徒5人が、数週間後には退学処分となった。昨年12月にはフロリダ州の中学生2人が、同様の写真を作成したとして逮捕された。米メディアのワイアードによると、人の同意なしに「手を加えた性的描写」を共有することを犯罪とする州法に基づき、この中学生2人は第三級の重罪で起訴された。