キャリア

2024.03.17 11:00

未知の世界に飛び込むときの履歴書作成、特に重要な「説得力」を高める工夫

キーワードをうまく使い他分野に応用可能なスキルに焦点を当てる

短い自己紹介に続けて、スキルを記したセクションを配置しよう。ここで肝に銘じておきたいことがある。現在は、履歴書で用いられている言葉や表現と、職務経歴書で用いられているそれらを照合するために、AI(人工知能)が使われている点だ。従って、職務経歴書で用いているキーワードは履歴書にも必ず盛り込んでほしい。

また、新しい職務に関連のある、応用可能なスキルに焦点を当てよう。リーダーシップや適応力、問題解決力といったソフトスキルが考えられる。新しい仕事に関連する技術的スキルを持っている場合も、このセクションに記入しよう。

スキルセクションに記入できるもの。

・分析力
・問題解決力
・協調性
・Microsoft Excel
・Oracle NetSuite

スペースがあるなら、以下に挙げた例のように、各スキルについてもっと詳しく説明してもいいだろう。

●問題解決力

・データを活用して、チームの四半期リポートをどう改善すればいいのかを見極めました。
・効率の悪い現場作業を特定してソリューションを実装し、生産量15%アップを達成しました。

大きな実績を上げた職歴を際立たせる

スキルセクションの次は、職歴だ。ここには、新しい仕事に実際に関連する職歴だけを書き入れるよう心がけよう。また、日常業務をただ羅列しないこと。それよりも、定量化できる実績を前面に打ち出そう(箇条書きが望ましい)。説得力ある数値を盛り込めば、未来の雇用主に対して、即戦力になり、価値があると示すことができる。

最後に仕事を離れていた時期や、雇用の空白期間について、忘れずに説明しよう。包み隠さず正直であれば、信頼できるプロだと見てもらえる。

●職歴

2022年1月~現在 XYZ社 マーケティングマネージャー
・コンサルタント10人で構成されたチームを率い、1年以上にわたって、製品ラインのポジショニング改善に取り組みました
・マーケティング計画を立案実行し、対カスタマー売上25%アップを達成しました
・データベース拡張を主導した結果、顧客情報が前年比で150%増加しました
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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